キッチンリフォームの極意その6

キッチンを含めたリノベーションに関して、戸建てとマンションとではキッチン選びからレイアウトの制限等、様々な注意点が必要ですので、前回の戸建てに続いて今回はマンションの場合です。

マンションのキッチンでは排水口にディスポーザーが付いている場合は商品選定に注意が必要です。その他は戸建て同様に換気扇ダクト経路と排水経路が最大の注意点です。

まず既存でディスポーザーが設置されている場合はいくつか判断が求められます。選択1)ディスポーザーを再利用する。選択2)ディスポーザーも新規で設置する。選択3)ディスポーザーを使用しないので新しいキッチンには組み込まない。の3択です。それぞれの注意点として、1)は規格が合うかどうか新規で導入予定のキッチンメーカーに確認が必要です。2)は新規のディスポーザーがマンションの管理規約に沿ったものかどうかの確認が必要です。3)は撤去しても良いかどうかと、退去時に復旧が必要かどうかをマンションの管理組合に確認しましょう。

マンションのキッチンリフォームでの最大の注意点は換気扇ダクト経路と排水管接続です。キッチン換気扇用の排気口は一世帯に一つしかありませんので、どんな位置にキッチンをレイアウトしてもソコに繋がなければなりませんし、排気口の位置によっては換気扇の商品が限定される場合があります。また、排水口も同様、多くの場合は共有のパイプスペース(平面図でPSとある位置)にある縦管に接続しなければなりません。キッチンのレイアウトを変更しない場合は既存同様の排水管経路が確保できる商品選定をしましょう。レイアウトを変えられたい場合は共有の縦管に接続できる方法をリフォーム会社と検討しましょう。

マンションはコンクリート構造で囲まれた空間となり、そのコンクリートは構造上、穴を開けたり壊したりできませんので上記のような制限がごさいます。是非、参考にしていただき、快適なリフォーム&リノベーションを実現しましょう。

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